Kreativ Tanz オズの魔法使い
本日、男の子は2歳が三人で3歳が二人、女の子は3歳が一人の合計六人の参加者でした。
テーマは「魔法使いによってとられてしまった亮太の声を取り戻しにいく」という
ちょっと説明がとても必要そうにみえるものです。ひとまず、何が一番の目的かと
いうと、、、、
声を使わない中でのコミュニケーションやパントマイムなど体を使った表現を子ども
たちに感じてもらうことだったのです。
手紙がオズの魔法使いから届きました。
そこには亮太の声をとってしまう魔法をかけたと、、、オズに行かなければどんどん
亮太の声が出せなくなってしまうと書いてありました。
子どもたちは亮太のために立ち上がってくれました。(つかみはOK。魔法使いと言って
わかってくれるか少し心配でしたが、迫真の演技だったからついてきてくれたのかな)
今日はパントマイムを多用しました。
◯オズまでの道途中でのピクニック
木からりんごをもぎ取ること(いつもはシャイな2歳の男の子が私を真似て
必死にジャンプしてリンゴを取ろうとする姿はとても可愛かったです)、
おにぎりをむすぶ、飲み物をコップに注ぐ(実際、私が注ぐ時には舌を鳴らして
注ぐ音を出しているのですが、3歳の女の子は動きだけでなく上手に音を鳴らす
ことも出来ていてびっくりしました。)、
もぐもぐ食べる。かぶをひっぱる。
◯魔法使いの透明のお家にて
ドアを見つけて開けようとする、鍵を使う(鍵をみんなに渡して、みんながそれぞれ
目の前にあるドアを鍵を使い開けようとする姿は圧巻でした。)
そして今日は新たな発見が!
魔法使いが天から(腹話術を使い)子どもたちに向かい、亮太の声を返して欲しければ
今から私が言うことをしてくださいと言って「片足立ち」「ジャンプ」
「横になって床をぐるぐる回る」「その場をぐるぐる回る」といった一連の動きを
要求したところ、なんと皆素直に言うことを聞くではないか!!普段、やろうと
言うと反対のことをやりたがる3歳の男の子もさっとやってくれている。
これには声の出しづらくなった亮太大興奮。ついつい「みんなありがとう〜」と
声をいっぱい出してしまいました。
この子どもたちの素直な行動は亮太を助けるためではなく(それもあると
思うけど)、第三者(魔法使い)からのお願いを私が咀嚼し、行なったことで
子どもたちがそれぞれ制限なく動けるスイッチが入ったのだと思います。
この第三者クッションスペシャル(命名)は大きな発見です。
クラスで子どもたちに動きを強制することはしないため、いつもどうしたら
子どもたちが動きやすくなるか考えていたので、今日のこれは本当に有り難い収穫です。
最後は魔法使いから「ジャングポケット」の歌に合わせて踊りを踊るよう言われたので、
みんなで踊りました。
そして、亮太の声がもどってきたのです。
魔法使いは、ただ皆と遊びたかっただけだったと手紙を残し去ってしまったけど、
きっと皆と一緒に遊べる日が来ると信じています。
子どもたちを楽しませてくれてありがとう魔法使いさん。またね。
そして、亮太のために?!一緒に旅した皆、ありがとう。