12/19/2018

そうだ 諸塚神楽、行こう。③-神楽稽古、そしてまさかの神楽舞の舞台へ-

(経緯についてはこちら・前回のブログはこちら

シリーズのようになってしまったこのブログも今回が最後。
今回も少し長くなってしまいましたが、動画もありますので、
ぜひ最後までお付き合い頂ければ嬉しいです。


神楽稽古&滞在


諸塚神社のお祭りが終わり、次は桂正八幡神社でのお祭り。
稽古の期間は約10日間ほど。





「とうせい」という二人で舞う演目を今回稽古させて頂きました。
(神楽では「踊る」と言わず、「舞う」と言うそうです。)


「とうせい」

・山神、水神を祀る(敬って舞う)
・桂神楽根本の舞で、神楽を身につけるには必修(基本中の基本)




宮司さんは、神楽を長くやってきている中で、
「とうせい」が一番難しいと感じているそうです。

やっぱり「基本」ってどこの世界も難しいんですね。

神楽の舞手の方々も口を揃えて「とうせい」がしっかり舞えれば、
他の神楽も舞えるということを教えてくれました。







稽古の日々のはじまり、、


この「とうせい」正直、「振り」や「動き」はシンプルでそこまで難しくない
のですが、習得は簡単にはいかず、最初かなり混乱をしました。


・東西南北四方に向かって舞う
・とにかく舞う時間が長い(全部で約20分、動いているのが15分くらい)


という、振りや動きのシンプルさが逆に、途中僕を何度も迷子にさせたのです。



扇子と写真のような鈴を持って舞ます




毎日の指導をしてくれたのは村に住む青年Tくんでした。
彼は数年前、桂神楽を祭りで見て、感銘を受け、奈良県から移ってきた勇士です。



彼のおじいちゃんは、この桂の村に住む神楽の名手。
DNAが違います。宮司Hさんも「今後の桂神楽を伝承していく男」という
お墨付きを与えている彼との稽古です。




宮司Hさんと彼は日中仕事していたので、一緒に練習するのは夜8時以降でした。


夜の8時以降!?



僕は暇人です。日中はどうしたら良いのか?
町に出る(山を降りる)には車で30分以上。僕には車もない。バスも走ってない。


こういうところですから、、、
書籍「百彩の森から〜諸塚の神楽と人々のくらし」の中の
写真:狩集武志さん




暇になりそうな僕が選んだ道は、、、、



滞在先の(宮司さんの)奥さんSさんはとっても働き者。
沢山の美味しいご飯を頂いていたので、お返しとして何か僕に
できることはないかちょうど探しておりました。



Sさんは洗濯、そうじ、食事の支度といった家事だけでなく、
農作業や、神社の管理、お祭りの準備まで色々なことを抱えていたんです。




そこで、日中暇人な僕は、色々手伝わせもらうことに決めたのです。
家や神社の掃除、キウイ採り、しいたけ採り、雑草とり、祭りの来客準備など、
できることは何でもしました。




僕は都会育ちなので、その全てが新鮮。大自然の中での農作業など、
空気は美味しいし、空は広いし、土に触れているというのは本当幸せな時間でした。
とても感謝しています。




日常と舞との関係<気づき>


そして、その(日常の)経験が神楽に対する考えをより深まらせてくれました。



まず、身体(重心)の使い方。
農作業の時の姿勢、土を踏む時の重心など、神楽の舞手たちの舞は
普通とはどこか違うと思っていましたが、こういう日常が彼らの
基礎トレーニングになっていたのだと気がつきました。必要必然です。



重心のとり方には苦労しました。
なんてったってシティボーイですから。笑


そして、ダンサーと言っても今まで踊ってきたのは
西洋系が多かったため、どうしても重心が高くなってしまっていたのです。



天地人

この「重心」
直感的に、これが日本人だ。
この「気づき」のため神楽を習いに来たのだと感じました。


ベルリンにいると色々なダンサーに会います。その都度、自分は何なのかと
自問していました。でも、わかったのです。僕は日本人だ。と。


日本人であることに誇りを持ち、日本人の舞をしようと。
西洋と東洋の融合は今後の活動で様々な変化を起こしそうです。

それはさておき、



奇跡が起こります。




神楽の舞台へ


稽古中、宮司Hさんが、なんと、祭りの際桂神楽を舞っても良いという
特別の許可を僕にくれたのです!!!!



桂正八幡神社の拝殿で桂神楽の奉納です。



その時の映像を友人が撮っていてくれたので、共有させて頂きます。



普段のパフォーマンスとは一切違いました。
収穫の感謝を神様に捧げるということで、かなり神聖な気持ちで舞わせて頂きました。
(神様に足の裏を見せないという、舞の作法からして神聖でした)



その時の映像がこちらです。(僕に神楽を指導してくれたTくんと一緒です)


長いのでYoutubeにアップしました


本当に素晴らしい経験でした。
お祭り前日はおせんまい(紅白もち)作りを村の
おばさまたちと行ない、色々なお話をしたりと、
人々との交流が本当に素晴らしかったです。



村を活気づかせるのは神楽(お祭り)だなと思いました。



そして、神楽の危機は村の危機になりえるとも同時に感じました。



人が来なければ、村はどんどん人が少なくなっていきます。
だからこそ、村を盛り上げたいと思うのです。
村人が喜ぶと人も寄ってくるとも思ってます。



一緒に農作業したり、神楽の稽古をしたり、村人が
困っていたら一声かけて手伝ったり、おそうじ(ダンス?)したり、
僕とトレーニング(笑)したり、村人と楽しい会話をしたり。
もちろん何を経験するかは、来た人次第だと思います。


お祭りを見に来るだけでもいいかもしれない。



僕は秋に行きます。


これもご縁です。
なにより、行きたいと思ったら、まず連絡ください。



もしかしたら、何をしようかと将来を不安に感じている
若者にはもってこいかもしれない。
大自然の中で僕と一緒に汗をながしましょう。



村に(人に)、自分自身に、光を照らすきっかけになれば幸いです。


おまけのおまけの動画



二次会前の急遽の余興(?)最後の部分。
昇慶さんと僕と神楽稽古をしてくれたTくんの即興ダンスです。
打ち合わせゼロです。





以下、繰り返しになりますが、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
僕がこのブログを書く理由は、
2019年の秋、一緒に諸塚に行こう!と伝えたいからです。
・共鳴する人
・誰かに何かに光を照らしたい人
・自然と触れ合いたい人
・自信をつけたい人
・自分に何かできないか探している人
・神楽を習いたい人、神楽とは何かを知りたい人
・踊りに限界を感じている人
・身体を動かしたい人
など、
簡単には集まらないことも分かっています。
でも、一人でもいいと思ってます。
僕は来年もう一度行くと決めました。

それくらい、今回の滞在は素晴らしいものでした。
素晴らしいご縁でした。

2019年の秋(10、11月)ぜひ一緒の時間を共有しましょう!!!!!!!!!!

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いつでも連絡お待ちしております。
ryota.method☆gmail.com
(☆をアットマークに変えてお送りください。)


改めまして、宮崎での人、物、事の全てをつないでくれた
ご縁に感謝です






12/18/2018

そうだ 諸塚神楽、行こう。②-神楽体験-

前回ブログにて日本に神楽を習いに行くと決めた経緯と想いを書かせて頂きました。

このブログでは、その滞在で経験できたことを書かせて頂きます。


ー滞在スタート&神楽ー

今回、有り難いことに諸塚村の桂(かつら)地区にある宮司さんの
ご自宅に泊めさせて頂きました。
桂地区の全体の戸数は五戸のみ。(とても少ない)
僕が滞在したのは、山奥深く山頂へ向かう道を進み、その深い森を通り
過ぎた所にある一戸です。


桂地区の集落
書籍「百彩の森から〜諸塚の神楽と人々のくらし」
写真;狩集武志さん



そんな諸塚村桂地区・桂正八幡神社に伝わるのが

「桂神楽」

その起源は南北朝時代(約650年前)とする言い伝えがあります。
※江戸時代に火事があり、それ以前の文献は残っていないようです。
ただ、いずれにせよ、歴史のある貴重な神楽に間違いありません。


今回は秋の例祭で、立岩地区の諸塚神社と桂正八幡神社での桂神楽の奉納に
関わらせていただきました。





ベルリンの都市から宮崎の大自然へのトラベルです!!!


さぁ滞在スタート!!
宮崎に着いた翌日に早速お祭り準備のお手伝いがあるとのこと!
喜んでさせて頂きます!!なんでもやります!!の精神でした。

諸塚神社に行くと、
朝、おじいちゃんおばあちゃんたちが集まって掃除をしているではないですか。


おそうじ(雑巾がけ)大好きな僕に任せて〜といった感じで激しく雑巾がけを
していたら、一人のおばあちゃんが「婿に欲しいわぁ」とささやいているのが
聞こえ、ちょっと誇らしく思った僕は、とことん床を磨きました。(にやり)



ちなみに、この諸塚神社の御祭神は二十八柱と大変多く、しかも天孫降臨以前の
天神七代の祖神十三柱も含まれるとのこと。高天原時代の神を全部祭ったお宮は
ほかに例がないそうです。


諸塚神社のお祭り後のおせんまい(紅白餅)撒き



神楽の前日リハーサル
"ヨド"とは



お祭り前日の夜、神楽の舞手たちが神楽殿に集まりリハーサルをする
「ヨド」と呼ばれるものに、宮司のHさんに連れられて参加してきました。


※ちなみに、この「ヨド」というのは、その昔、夜通しでリハーサルを行なっていた
ので最初の二文字を取って「ヨド」と呼ばれるようになった
のではないかとのことでした。



神楽舞(桂神楽)が間近で見られると思うとわくわくが止まりませんでした。
神楽殿に着くと玄人の顔つきをした男衆がそこにはいました。



期待は高まるばかりです。





神楽殿に上がると奥に座敷があり、一度そこに皆が集まるとのこと。
テーブルには食事が置いてありました。ごはんを食べてから行なうのかと
思っていると、いつの間にかお酒を片手に乾杯がスタート。


(え〜、リハの前にお酒!??)



始めは驚きましたが、これは「何を大事にするか」の違いだと思いました。
僕は踊りを「いかにしっかりと踊るか」を優先させてきましたが、
ここでは「和」を重んじていたんだと思います。


「同じ釜の飯を食い、酒を酌み交わし、同じ時間を過ごす」


宮司Hさんの「そろそろやろうか」の一言で、それまで
ほろ酔いだった舞手の方達の顔が変わり、一斉に準備に取りかかった
からです。呼吸が本当に合ってます。




そこからは圧巻でした。和太鼓を打ち鳴らす振動が全身を揺らし、
舞手たちは淡々と舞う。そして、複数で舞う時の息はぴったり。



ほろ酔いだからか、たまに「こうだっけ?」みたいなやりとりもありますが、(笑)
それすらも余裕を感じる格好良さ。



その時まで自分が「神楽を舞う」こと自体しか考えてなかったのですが、朝から掃除、
夜のヨドを経験して、舞以外にも目を向けるようになりました。



そして、お祭り当日はお酒や弁当を用意したり、椅子やテーブルを運んだりの
お手伝い。
いつのまにか、僕の中ではこれら自体も神楽の一部なのだ
と思うようになっていました。


諸塚神社祭りの朝


「神楽ってやっぱり面白い」
まだ自分の稽古も始まっていないのに感動です。



お祭り当日の神楽も圧巻でした。
村を練り歩く神楽の面を着けた舞手達の行列や
神楽殿での舞はヨドとはまた違った凄みを感じました。


諸塚神社での桂神楽の様子


お祭り翌日も片づけのお手伝い。
当たり前なんだけど、大事なこと。
準備があって、片付けがあって。その中にお祭りや神楽がある。

東京生まれ東京育ちなので、こういう村全体が祭りのために動くのを
村の人達と感じられたのはとても有り難いことでした。



さぁ、
次はいよいよ、待ちに待った神楽舞の練習が始まります!!
と一回では終わらずごめんなさい!思い出が沢山あって。

神楽舞稽古で僕が感じたこと、経験したこと、次回ご報告致します☆


以下、前回と繰り返しになりますが、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
僕がこのブログを書く理由は、
同じ志しを持っている人がいたら、
2019年の秋、一緒に諸塚に行こう!と伝えたいからです。

・共鳴する人
・誰かに何かに光を照らしたい人
・自然と触れ合いたい人
・自信をつけたい人
・自分に何かできないか探している人
・神楽を習いたい人、神楽とは何かを知りたい人
・踊りの原点に返りたい人
・身体を動かしたい人

簡単には集まらないことも分かっています。
でも、一人でもいいと思ってます。
僕は来年もう一度行くと決めました。

それくらい、今回の滞在は素晴らしいものでした。
素晴らしいご縁でした。

次はぜひ一緒の時間を共有しましょう。
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12/17/2018

そうだ 諸塚神楽、行こう。①-経緯-

ベルリンでの生活もまもなく5年。

久々の決断。



二人目の子どもが生まれてから約半月で一人日本へ行ってきました。
日本に行くと決めたのは出発の1週間前です。



ー経緯ー

遡ることその一ヶ月前。
友人の墨アーティスト昇慶さんがベルリン滞在中に
宮崎県諸塚(もろつか)村の「宮司でもあり、幻の神楽舞の名手」を
紹介してくれたことが日本行きのきっかけとなりました。


「神楽とは
"神楽(かぐら)は、日本の神道の神事において神に奉納するため奏される歌舞" 出典元: 神楽- Wikipedia


諸塚神社神楽殿にて



そもそも僕が神楽に興味を持ち始めたのは約一年ほど前から。
大分県で神楽に触れる機会(詳細はSirabei ブログに記載あり)が
あったことも関係していて、神楽の神髄を知りたいと思っていました。


果たして日本の踊りの原点でもある神楽って何なのか・・・


そんな時に昇慶さんから「今、宮司(H)さんと電話繋がってるから話すか?」
といきなり言われて急に宮司さんと話すことになったんです。


ちょうどその時、昇慶さんは彼女の作品をお祭り時、神社に奉納する
ということで彼やその奥さんとやりとりをしていたところでした。



電話にて宮司のHさんに神楽とは何かを知りたいと伝えると、
神楽とは「感謝」だと、すぐに教えてくれました。
秋は収穫の感謝を神様に舞として捧げると。


それを聞いたとき、この人に是非会いたいと思いました。
(なんたって僕は感謝という言葉が好きなのです!!!)



さて、
話しを聞くと、お祭りは10月下旬と11月上旬に行なわれ、
そこで神楽が舞われるということでした。その期間宮崎にいれば、
神楽の練習に参加させて頂けるという話を聞いた時、
心がわくわくし、すぐに行かせてくださいと伝えている自分がいました。




もちろん、生まれてくる子どものことや奥さんの体調が第一優先です。
義理母がベルリンに来てくれていたことと、奥さんや赤ちゃんの体調が
悪くなかったこと、奥さんが背中を押してくれたことなど、本当に有り難い
ことに様々な条件が揃ったのが出発の約一週間前。


思い返せば、お腹に第一子がいる時に働いていた会社を辞めて
海外に行くことを決めた時も奥さんが背中を押してくれました。




感謝の人生です。




子ども大好きの僕が、子ども達と三週間離れるというのは、とても辛いこと
ですが、この決断は僕の人生を変えると信じていました。


今このブログを書いているのは、

2019年の秋、一緒に諸塚に行こう!と伝えたいからです。

・共鳴する人
・誰かに何かに光を照らしたい人
・自然と触れ合いたい人
・自信をつけたい人
・自分に何かできないか探している人
・神楽を習いたい人、神楽とは何かを知りたい人
・踊りの原点を感じたい人
・身体を動かしたい人
などなど、同じ志しを持っている人がいたら共に行きたい諸塚村。

それくらい、今回の滞在は素晴らしいものでした。
素晴らしいご縁でした。

ということで、長くなりますので、次回ブログで、
僕が諸塚で体験したこと、神楽から学んだことなどを書きます。

是非読んでください。
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いつでも連絡お待ちしております。
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9/05/2018

喜びが生むものは

喜びは喜びを生む
喜びが生まれる瞬間はどこから始まっているのか
何もないところからは生まれない
周りに 喜びに溢れたものはあるのだろうか
喜びのエネルギー交換をしよう
はじまりはここから
今ここから