米糀づくり

BIO(オーガニック)のお米を使って米糀を作りをしました〜
久々でどうなるかと思いましたが、無事に花が咲いてくれました。

ネット上には沢山米糀の作り方がのっているので、
その通りにやっても糀作りが上手くいかない人に向け、
(少しでも気づきになればと思い)綴らせていただきます。
※正直、内容は糀の上手な作り方ではなく、
糀との向き合い方の話です。
興味のない方や、レシピを知りたい方は読まないほうがいいです。





用意
  • Rundkorn Reis(2キロ)
  • 種こうじ
  • 蒸し布
  • さらし
  • 蒸網
  • しゃもじ、トングなどなど
  • 木箱(ふたつき)
  • 米袋

日数
  • 4〜5日間


参考資料
「発酵食づくり」著:林弘子さん
(これを読んで、糀作りの考え方が変わりました)



さて、本題ですが、

「レシピの通りやっているのに中々、米糀が作れない」

「最初はうまくいっても次がうまくいかない」

など、米糀づくりに少々悩んでいる方も多いかと思います。

そんな人に少しでもヒントになれば嬉しいです。



まず、ひとつ私から読者の方に
「上手に米糀作りができなかった時」に投げかけたい質問があります。


「もし、糀さんの声が聞こえるとしたら、彼(彼女)は何とあなたに語りかけてますか?」


いきなりおかしな事を言っている!!と感じると思いますが、この質問は
’’あること’’が前提で書かせて戴きました。


それは、
糀菌もまた生き物であり、私たち人間と一緒。
ということです。



この前提条件で書かせて頂くので、そう考えられない方や、当たり前だと
思う方は読まなくてもいいと思います。




私たち人間と糀菌が一緒と考えた時、皆さんが糀作りに失敗したと思うその事は、
実は失敗ではなく、糀さんからのメッセージだと捉えることができます。




かく言う私も沢山糀さんにはご迷惑をかけてきました。焦がしてしまったり、
変色してびっしょりしてしまったり、蒸し米が乾燥して固いままだったり。
(そうなった場合、基本チャーハンやピラフなどにしていましたが、何しても
食べられない場合は土に返したこともあります。)


でも、このブログを書くことで、少しでもその糀さんたち(お米さんたち)が
報われればいいなと思ってます。



さて、なぜ上記のような質問を読者の方に投げかけたかと言うと、
糀さんも生き物だから、
生き物として関わらないと糀作りが上手くいかないからです。


そして、もし糀さんが生き物だと思えた時、作っている時の糀とあなたとの
関わりはどうのような形に変わるかをイメージしてもらいたいのです。



私が、林弘子さんの本を読んで感じたのはそういう糀と人との関わり方でした。
彼女の本で、玄米麹の作り方も書いてあります。ただ、種付けしてから終了までの
時間が全く書いてなかったのです。
米を蒸す時間等は書いてあっても、具体的に何時間後に何をするなど記載は
ありませんでした。
(一日目、二日目...というような書き方でした。)

この時の私は、ネット上に記載されている時間通りに糀作りを行なっていたので、
この林さんのアバウトさにびっくりしました。

そこで気づきが色々とありました。それは





・慎重に、また、時間通りにやることが
正解というわけではない

必要以上にかまいすぎると糀さんが育たない 

ということ。


※これは、私の中の気づきなので、皆さんの場合は逆の可能性もあります。





私はこうじ室をもっていませんので、
種付けしたお米をストーブの横に置いたり、湯たんぽを布団に入れて
一緒にあたためたりと、様々なやりかたで環境を整えていました。



そして、上記の気づきと、糀菌も人間も一緒だと思えた時にでてきた後の
糀さんとの関わり方が変わり、糀さんに迷惑をかけることがほぼなくなったのです。


例えば、その時までわたしは、保温に湯たんぽを使っていたのですが、
それを糀さんに近づけ過ぎていたことに気がついたんです。
人もずっと湯たんぽに触れる状態が続いたら、汗かきますよね?
(そうなると体温調節もきかなくなります)


私がよかれと思ってやっていたことは、逆に糀さんの成長を妨げていたのです。
(少し子育てに通ずるところがありますね、、、)



暑かったら涼しくしてほしいし、手が冷たかったら温めてほしいし、
寒かったら布団をかけてほしい、遊んでいる時はそっとしてほしい、、、、、




自分が子どもに戻ったら、どんな環境で育ちたいですか?

私は、
温かく見守ってほしいし、優しい言葉を投げかけてほしいし、
時には助けてもらいたし、時には私を信じて背中を押して突き放してほしい。




なので、私が言いたいことは、実はレシピに答えがあるのではなく、
糀を作る過程においてのあなたの在り方や糀との向き合い方に答えが
あるということなんです。




子育てに正解がないように、糀作りに正解はありません。
こうしたら、絶対上手くいくというのもありません(室もないですし、、、)




でも、ひとつ言えるのは、糀として生まれた結果は
あなたと糀さんとの関わり方を示しているということです。

ダメな糀は決してありません。土に必ず返ります。

さぁ、楽しく糀をつくりましょ〜



この糀の種

鍋に蒸し器を入れて、、、

木の箱とさらし、保湿用の米袋

米の水をきってます。

蒸し

種付け



チェック




花が咲きました

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